Amazon Flexで月50万円。
軽貨物をこれから始めようと調べていると、このくらいの数字は気になると思います。
「軽バン1台で月50万円稼げるのか?」
僕も、ここは非常に重要だと思っています。
なぜなら前回までの記事で、
・僕ならフォースで軽バンを用意する
・Amazon Flexを仕事の主軸にする
というところまで決めたからです。
フォースの軽バンは月額36,080円(税込)。
任意保険も必要です。
ガソリンも使います。
だったらAmazon Flexでいくら売れば、この車を持つ意味があるのか。
今回はここを数字で考えてみます。
ここは非常に大事です。
軽貨物で、
「月50万円稼げます」
と言われたとき、その50万円が何を意味しているのか確認した方がいいです。
売上50万円なのか。
経費を引いた後に50万円残るのか。
まったく違います。
この記事で考える50万円は、
月商50万円。
つまり経費を引く前の売上です。
ここから、
・車両費
・任意保険
・ガソリン
・駐車場
・高速道路料金
・スマートフォンなどの通信費
・その他事業経費
が出ていきます。
さらに個人事業主ですから、最終的には所得に応じて税金や社会保険についても考える必要があります。
50万円売った。
50万円が自分のお金になった。
ではありません。
Amazon Flex公式では、関東圏の軽貨物車について、
約4時間の稼働で最大9,600円。
18時以降なら最大10,200円。
という例を掲載しています。
さらに公式サイトでは、
軽貨物車または軽乗用車による配達で週最大11万円
という数字も掲載されています。
ただし、ここで「最大」という言葉を消してはいけません。
Amazon Flexの報酬は、
地域。
時期。
デリバリーステーション。
時間帯。
提示されるブロック。
などによって変わります。
Amazon公式FAQでも、オファーは常に保証されるものではないと説明されています。
ですからこの記事でも、
「4時間働けば必ず9,600円」
とは計算しません。
公式数字を一つの基準として使います。
まず一番分かりやすい計算をします。
9,600円×2。
19,200円です。
つまり4時間程度のブロックを1日2本、同程度の報酬で取れたと仮定すれば、
日商1万9,200円。
僕が軽貨物で一つの目安にしたい「日商2万円」にかなり近づきます。
そして月23日働いた場合、
19,200円×23日。
44万1,600円。
です。
これだけを見ると、
「Amazon Flexだけでは月50万円に届かないじゃないか」
となります。
その通りです。
50万円÷23日。
約21,739円です。
つまり月23日稼働で月商50万円を作るなら、
1日平均約2万1,700円。
必要になります。
4時間9,600円相当の仕事を2本取っただけなら19,200円。
不足は約2,500円です。
ここが面白いところです。
あと2,500円。
この差をどう埋めるか。
前回の記事で、
「Amazon Flex一本だけで生きる」
ではなく、
「Amazon Flexを主軸にする」
と書きました。
理由がこれです。
Amazon Flexでその日の売上の大部分を作れるなら、それでいい。
例えば1万9,000円前後まで作れた。
あと2,000~3,000円欲しい。
だったら別の軽貨物案件でもいい。
フードデリバリーでもいい。
スポット配送でもいい。
逆にAmazon Flexだけで十分な売上になった日は、そこで終わればいい。
毎日、
Amazon。
企業配。
スポット。
Uber。
と全部やる必要はありません。
主力で足りない分だけ埋める。
僕ならこの考え方にします。
ここも整理しておきます。
2万円×23日。
46万円。
月50万円という数字だけにこだわらなければ、月商46万円でもかなり違います。
例えば、
月商46万円。
月商50万円。
月商57万5,000円。
この3段階で考えてみます。
日商2万円×23日=46万円。
日商2万2,000円×23日=50万6,000円。
日商2万5,000円×23日=57万5,000円。
僕なら最初から、
「絶対50万円」
ではなく、
まず46万円ライン。
次に50万円。
仕事に慣れて条件が良ければ55万円以上。
こう考えます。
Amazon Flex公式サイトでは、軽貨物車または軽乗用車での配達について、
週最大11万円。
という例も掲載されています。
単純に4週間なら44万円。
1か月を平均約4.33週として機械的に掛けるなら、
約47万6,000円です。
つまりAmazon自身が現在掲載している最大報酬の数字から見ても、
Amazon Flexだけで月商50万円前後というのは、簡単に保証できる数字ではありません。
ここは重要です。
「Amazon Flexなら誰でも月50万円」
とは僕は書きません。
ただし逆に言えば、公式が示す上限例でも40万円台後半のレンジは見えてきます。
そこから不足分をどう作るか。
こちらを考えた方が現実的です。
では月商50万円を達成したとします。
最初に出ていく固定的な車両費として、
フォース。
月額36,080円です。
50万円-36,080円。
46万3,920円。
まだ46万円以上あります。
ですが当然、これで終わりではありません。
フォース公式では、
月1回のメンテナンス。
整備。
車検。
毎年の自動車税。
これらがリース料金に含まれています。
一方で利用者側には、
任意保険。
ガソリン。
駐車場。
高速道路料金など。
こうした費用があります。
特に営業用の任意保険は、自家用車と同じ感覚では考えない方がいいです。
フォース自身も公式ページで、利用者負担の中で大きいものとして任意保険を挙げています。
だから、
「月36,080円だけ払えば軽貨物ができる」
ではありません。
ここは今回、あえて「毎月3万円です」などとは決めません。
なぜなら、
一日の走行距離。
車種。
実燃費。
ガソリン価格。
配送エリア。
ステーションまでの距離。
によって大きく変わるからです。
例えば月に3,000km走る人と5,000km走る人では全然違います。
ですから自分で始めたら、
走行距離÷実燃費×実際のガソリン単価
で毎月計算する。
これが一番正確です。
軽貨物を仕事にするなら、給油するたびにレシートを取っておくのはもちろん、
「今月何km走って、燃料にいくら使ったか」
まで記録した方がいいと思います。
ここからはAmazonやフォースが示している公式料金ではなく、
事業計画を考えるための仮定
です。
例えば月商50万円。
フォース36,080円。
任意保険を仮に月15,000円。
燃料を仮に月40,000円。
駐車場を仮に月10,000円。
通信・その他を仮に月10,000円。
と置いてみます。
経費合計は、
111,080円。
50万円-111,080円。
38万8,920円。
となります。
これは税金や社会保険を引く前です。
そして保険料、燃料、駐車場などは人によって違います。
したがって、
「月50万円売れば38万8,920円残る」
という意味ではありません。
あくまで、
月商と手残りを分けて考えるためのモデル
です。
同じ仮定を使います。
売上46万円。
経費111,080円。
残り、
34万8,920円。
です。
これも税引き前。
逆に月57万5,000円売れた場合なら、
57万5,000円-111,080円。
46万3,920円。
このくらいになります。
つまり売上を10万円増やせば、その10万円すべてが消えるわけではありません。
車両リースのような固定費は同じだからです。
ここが事業の面白いところでもあります。
いきなり、
「月50万円!」
だけを見ると大きく感じます。
でも23日働く前提なら、
まず日商2万円。
これなら月46万円です。
そこから、
今日は22,000円。
今日は25,000円。
逆に今日は17,000円。
という日が出てくる。
月末に平均を見ます。
僕ならまず、
1日平均2万円を作れるか。
ここを確認します。
これが安定してから50万円を狙います。
ここは絶対に勘違いしたくありません。
先ほど、
9,600円×2=19,200円。
と計算しました。
でもこれは、
同程度の4時間ブロックを毎日2本都合よく取得できる。
という保証ではありません。
Amazon Flexのオファーは需要によって変動します。
時間がうまくつながらないこともあるでしょう。
自分の希望するステーションで仕事が取れない可能性もあります。
だから、
「朝4時間+午後4時間を23日やれば44万1,600円確定」
ではありません。
これはあくまで売上モデルです。
実際に始めたら、自分の地域でどの程度オファーが出るのかを確認する必要があります。
Amazon Flexにはリワードプログラムがあります。
現在、リワードレベル2以上になると「プリファード・スケジューリング・システム(優先ブロックシステム)」を利用できます。
希望するデリバリーステーション、曜日、時間帯を設定し、それに合うオファーが発生した場合に一定時間優先的に取得できる仕組みです。
もちろん、これも希望した仕事が必ず発生するという意味ではありません。
それでもAmazon Flexを主力として継続するなら、
こうした仕組みを利用しながら仕事を安定させていくことも重要だと思います。
ここは商売としてかなり重要だと思っています。
最初の1か月で、
「50万円いかなかった。Amazon Flexはダメだ」
とは判断しません。
まず3か月くらい、
・稼働日数
・稼働時間
・売上
・走行距離
・ガソリン代
・取れたブロック
・取れなかった時間帯
・一日の平均売上
・1時間あたりの売上
・1kmあたりの売上
これを記録します。
すると、
「午前は取れる」
「この曜日は弱い」
「このステーションは相性がいい」
「夜を入れた方が売上が伸びる」
といったことが見えてきます。
感覚ではなく、自分の数字で判断できるようになります。
このシリーズで一番大事にしたいのはここです。
月商50万円。
SNSなら強い数字です。
でも、
50万円売って45万円使ったら意味がありません。
逆に45万円しか売れなくても、経費を抑えて35万円残ったなら悪くありません。
だから僕なら毎月、
売上。
車両費。
保険。
燃料。
駐車場。
高速。
その他経費。
そして最終的な事業利益。
ここまで見ます。
軽貨物は売上を競うゲームではありません。
最終的に自分の手元にいくら残るかです。
月商50万円なら、
フォース36,080円は売上の約7.2%。
月商46万円なら約7.8%。
月商30万円なら約12%。
月商20万円なら約18%。
同じ36,080円でも、売上によって重さが全然違います。
だからフォースが高いか安いかを先に議論しても意味がありません。
その車を使って月いくら売れるのか。
こちらが先です。
僕が今からAmazon Flexを中心に軽貨物を始めるなら、
まずフォースで軽バンを用意する。
Amazon Flexに登録する。
最初はAmazon Flexを中心に仕事を覚える。
日商2万円を最初の基準にする。
月23日なら46万円。
そこから平均日商22,000円を目指す。
達成すれば月50万6,000円。
Amazon Flexだけで足りない日は、他の軽貨物案件やフードデリバリーで不足分を埋める。
そして3か月間、全部記録する。
この流れにします。
Amazon Flexで月50万円。
誰でも簡単。
とは言えません。
Amazon公式が現在示しているのは、
関東圏の軽貨物車で4時間程度最大9,600円。
18時以降最大10,200円。
そして軽貨物車または軽乗用車で週最大11万円という数字です。
オファーは需要によって変動します。
だから月50万円を固定給のように考えてはいけません。
ただ、
月23日働く。
日商2万円なら46万円。
日商22,000円なら50万6,000円。
ここまで分解すると、
「月50万円」という数字が何を意味しているのか見えてきます。
僕ならまず日商2万円。
Amazon Flexを主軸にそこまで持っていく。
不足分だけ別の仕事で埋める。
そして重要なのは、50万円売ったことではありません。
フォース代。
保険。
燃料。
駐車場。
その他経費。
全部払って、
最後にいくら残ったのか。
ここです。
次回はさらに実戦的に、
「Amazon Flexの仕事が取れない日はどうする?」
Amazon Flexを主軸にしながら、一本足打法にしないための第2・第3の軽貨物仕事を具体的に調べていきます。



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