フォース一択だと思っていました。
少なくとも、これから初めて軽貨物を始める人が、いきなり格安中古軽バンを買うくらいなら、僕はフォースのフルメンテナンスリースを選ぶ。
この考えは今も変わっていません。
ところが、軽バンリースをさらに調べていたら、かなり強烈なサービスを見つけました。
箱バン.com。
今回、実際に公式サイトの簡単見積もりで条件を入れてみたところ、
- 日産クリッパーバンDX
- 新車
- 4WD
- CVT(AT)
- メンテナンス付きプラン
- 4年(48回)
という条件で表示された金額が、
月額32,100円(税込)。
「ちょっと待て」と(笑)。
前回まで調べてきたフォースは、中古軽バンで月額36,080円。
それに対して箱バン.comは、今回確認した条件では新車で月額32,100円です。
しかも単なる車両リースではありません。
メンテナンス付きプランには、車検、定期点検、法定点検、オイル交換、故障修理、所定の消耗品交換などが含まれます。
これは本当に強い。
ただし。
「32,100円だから箱バン.comの勝ち」
と判断するのは早すぎます。
仕事車は月額だけで選んではいけません。
今回は箱バン.comについて、軽貨物、そしてAmazon Flexで本気で使うことを前提に調べます。
- そもそも箱バン.comとは何なのか
- なぜ新車なのにこんなに安いのか
- 今回の32,100円は「メンテナンス付き」だった
- Amazon Flexで使えるのか?これはかなり明確だった
- しかも黒ナンバー取得キャンペーンがある
- 任意保険をリースへ組み込めるのも面白い
- 新車だからメーカー保証もある
- 契約期間は基本4年。ただし2~7年も選べる
- そして最大の注意点、中途解約はかなり重い
- 逆に4年以上やるなら箱バン.comは相当強い
- 4年間でいくら払うのか
- 4年後に車が自動でもらえるわけではない
- それでもまだ分からない重要項目がある
- フォースと箱バン.com、すでに性格の違いが見えてきた
- 僕なら「初心者」と「経験者」で分けて考える
- 結論|箱バン.comは「フォースより安い」だけのサービスではなかった
そもそも箱バン.comとは何なのか
箱バン.comは、その名前の通りビジネス用の箱型商用車に特化したカーリースサービスです。
公式サイトでは、20年以上にわたり箱バンを利用する事業者向けにカーリースを展開してきたと説明しています。
特徴はかなり明確です。
- 全車新車
- 頭金0円
- 初期費用0円
- 登録費用0円
- 黒ナンバーでの納車に対応
- メンテナンス付きプランあり
- 任意保険を組み込める
- 全国納車対応
- 契約満了後の買取が可能
完全に仕事で車を使う事業者向けです。
軽貨物との相性がいいのは偶然ではありません。
なぜ新車なのにこんなに安いのか
ここは当然気になります。
箱バン.com公式では、安く提供できる理由をいくつか説明しています。
まず、箱バンに特化してディーラーへ限定車種を複数台発注することで、特別価格で仕入れていること。
さらに店舗を持たず、見積もりから審査まで可能な限りオンライン化して人件費や管理費を抑えていること。
そしてもう一つ。
残価を高く設定しています。
残価とは、リース終了時点で車に残っていると想定する価値です。
例えば車両価格全額を48回で払うのではなく、4年後にも一定の価値が残る前提で、その部分を差し引いて月額料金を計算する。
そのため月額を低くできます。
ここは重要です。
月額が安い=車両代そのものがものすごく安い、とは限りません。
契約終了後に車を自分のものにしたければ、残価を支払って買い取ることになります。
今回の32,100円は「メンテナンス付き」だった
今回僕が特に驚いたのはここです。
安い車両のみプランではありません。
メンテナンス付きプランで32,100円(税込)と表示された。
今回の見積もり画面では、月額料金に含まれる主な内容として、
車両
- 車両費用
- メーカー保証(3年間)
税金・手数料等
- 登録諸費用
- 自動車税
- その他の税金類
保険
- 自賠責保険料
メンテナンス
- 車検費用
- 定期点検
- 法定点検
- オイル交換
- 故障修理
- 所定の消耗品交換
などが案内されています。
タイヤ交換については、今回確認した簡単見積もりでは選択オプションとして表示されていました。
したがって、タイヤまで全部32,100円に含まれると決めつけてはいけません。
ここは詳細見積もりで最終確認する必要があります。
Amazon Flexで使えるのか?これはかなり明確だった
僕が一番気になったのはここです。
いくら安くても、Amazon Flexのような軽貨物運送で使えなければ、このシリーズでは意味がありません。
ところが箱バン.com公式サイトには、実際の利用者として、
「青森県 軽貨物運送業(Amazonフレックス)」
という個人事業主ドライバーの事例が掲載されています。
その利用者は、軽貨物運送業へ新規参入する際に車両を探し、複数社から相見積もりを取ったうえで箱バン.comを選択したと紹介されています。
しかも4WD車を短期間で納車できたことにも触れています。
さらに公式サイトには、
軽貨物運送業の場合は黒ナンバー(事業用)で納車可能
と明記されています。
つまり、箱バン.comは一般家庭向けカーリースを無理やりAmazon Flexに使う話ではありません。
最初から軽貨物事業を顧客として想定しているサービスです。
しかも黒ナンバー取得キャンペーンがある
これから軽貨物を始める人には、もう一つメリットがあります。
箱バン.comでは現在、黒ナンバーを新規取得する人を対象として、軽貨物運送事業届出書の作成・申請について、行政書士代行費用を無料にするキャンペーンを案内しています。
公式サイトでは通常33,000円のところ0円と表示されています。
もちろんキャンペーンは今後変更・終了する可能性があります。
契約時点での確認は必要です。
それでも、これからAmazon Flexを始める人をかなり意識したサービスであることは分かります。
任意保険をリースへ組み込めるのも面白い
そして僕がかなり気になったのが任意保険です。
黒ナンバーの軽貨物では、任意保険は決して無視できない固定費です。
箱バン.comは損害保険代理店でもあり、任意保険をリース料金へ組み込むプランを用意しています。
公式サイトでは、リース契約へ任意保険を組み込むことでリース特約が適用され、保険料を抑えられると説明しています。
さらに、契約期間中に事故で保険を使用しても、リース契約期間中は保険料が上がらないという仕組みも案内されています。
ただし、契約満了後については等級などに応じて保険料が変動する場合があります。
これは実際の見積もりを取ってみないと判断できません。
しかし、
車両+メンテナンス+営業用任意保険
まで一つにまとめられるなら、軽貨物事業者にはかなり分かりやすい仕組みです。
新車だからメーカー保証もある
フォースとの大きな違いがここです。
箱バン.comは全車新車。
公式サイトでは、一般保証の範囲内であれば3年間メーカー保証を利用できると案内しています。
もちろん事故や利用者側の過失などは別です。
しかし、毎日走る仕事車として、最初の数年間を新車+メーカー保証で使えるのは大きな安心材料です。
フォースは走行距離10万km以上の中古軽バンをフルメンテナンスで守る。
箱バン.comは新車をメンテナンス付きで使う。
同じ軽バンリースでも、考え方がかなり違います。
契約期間は基本4年。ただし2~7年も選べる
ここからがフォースとの大きな違いです。
箱バン.com公式FAQでは、新車リースの契約期間は原則4年。
ただし、詳細見積もりでは2年~7年の範囲で選択可能とされています。
期間を短くすれば月額は高くなり、長くすれば月額は安くなります。
今回確認した32,100円は、
4年・48回。
ここを忘れてはいけません。
フォースは1年から始められます。
箱バン.comは基本的に長期間使うことを前提にした新車リースです。
だから、
「とりあえずAmazon Flexを1年間やってみよう」
という人と、
「これから4年以上、軽貨物を仕事として続ける」
という人では、適したサービスが変わってきます。
そして最大の注意点、中途解約はかなり重い
これは絶対に書いておきます。
箱バン.com公式FAQには、
中途解約は可能。
しかし、
残リース料金総額と同等額の解約金が発生する
と明記されています。
これはかなり重要です。
例えば4年契約して、1年後に、
「やっぱり軽貨物を辞めます」
となったとしても、単純に車を返して契約終了とはいきません。
残りの契約に相当する大きな負担が発生する可能性があります。
だから僕なら、軽貨物未経験者が価格だけを見ていきなり4年契約することは勧めません。
ここはフォースの「1年から始められる」という強さがはっきり出ます。
逆に4年以上やるなら箱バン.comは相当強い
しかし話を逆にすると、
「軽貨物を続けるかどうか分からない」
という問題がない人には、箱バン.comが一気に魅力的になります。
例えば、
- すでにAmazon Flexなどを経験している
- 宅配会社との契約がある
- 企業配送の仕事がある
- 今後も4年以上軽貨物を続けるつもり
- 新車で仕事をしたい
こういう人です。
この場合、
新車+メンテナンス付き+月3万円台
は相当強い。
僕がフォースを調べ始めたときには想定していなかった選択肢です。
4年間でいくら払うのか
今回確認した月額32,100円を、そのまま48回支払ったと仮定すると、
32,100円 × 48回 = 1,540,800円。
約154万円です。
ここだけを見ると、
「154万円も払うのか」
と思うかもしれません。
しかし、これもフォースと同じで、車両購入価格だけとして見るべきではありません。
今回のメンテナンス付きプランなら、車両利用に加えて税金、車検、点検、オイル交換、故障修理などが含まれます。
つまり、
4年間仕事車を運用するための費用
として考える必要があります。
そして契約終了後に車を自分のものにしたい場合は、さらに残価を支払って買い取ります。
4年後に車が自動でもらえるわけではない
ここもフォースとの大きな違いです。
箱バン.comは契約満了後、
- 車を買い取る
- 再リースする
- 返却する
という選択肢があります。
買い取る場合は、設定されている残価を支払います。
つまり、
48回払えば自動的に自分の車になるわけではありません。
ここはフォースの「基本2年利用後、譲渡手数料のみで引き渡し」という仕組みとはかなり違います。
最終的に車を所有したい人は、月額だけではなく、
48回のリース総額+満了時残価
まで確認して比較する必要があります。
それでもまだ分からない重要項目がある
ここまで公式サイトをかなり確認しました。
それでも、Amazon Flexの仕事車として最終判断するには、まだ確認したいことがあります。
特に僕が重要だと思うのが、
走行距離条件と代車です。
Amazon Flexや宅配で本格的に走れば、一般的な自家用車より年間走行距離はかなり増えます。
契約上の走行距離設定。
超過した場合の扱い。
満了時の残価への影響。
ここは詳細見積もり時に確認したいところです。
そしてもう一つ。
故障や事故、長期整備で車が使えない場合、
黒ナンバーで仕事に使える代車を確保できるのか。
フォースは故障・車検・メンテナンス入庫時の代車対応を明確に打ち出しています。
僕にとって仕事車では非常に重要な条件です。
ここが箱バン.comでも同等なら、評価はさらに上がります。
フォースと箱バン.com、すでに性格の違いが見えてきた
まだ直接対決の記事ではありません。
ただ、ここまで調べただけでも両者の違いはかなり見えてきました。
| 項目 | フォース | 箱バン.com |
|---|---|---|
| 車両 | 中古軽バン | 新車 |
| 月額例 | 36,080円 | 今回32,100円 |
| 契約期間 | 1年から | 原則4年・2~7年選択可 |
| メンテナンス | フルメンテナンス | メンテ付きプランあり |
| 黒ナンバー | 取得サポート | 黒ナンバー納車対応 |
| Amazon Flex | 仕事候補として利用可能 | 公式サイトにAmazon Flex利用者事例あり |
| 中途解約 | 契約条件確認 | 残リース料金総額相当の解約金 |
| 満了後 | 基本2年後、条件により譲渡 | 残価を払って買取・再リース・返却 |
こうして並べると、単純な上位互換ではないことが分かります。
僕なら「初心者」と「経験者」で分けて考える
現段階で僕ならこう考えます。
初めて軽貨物をやる
フォースが依然として強い。
理由は1年から始められるからです。
Amazon Flexが自分に合うかどうかも分からない段階で、4年契約を背負う必要はありません。
すでに軽貨物を経験している
箱バン.comが一気に有力になります。
仕事がある。
今後も続ける。
年間を通してかなり走る。
それなら新車をメンテナンス付きで使うメリットは大きい。
結論|箱バン.comは「フォースより安い」だけのサービスではなかった
最初に月額32,100円を見たときは、
「新車なのにフォースより安いじゃないか」
というところから始まりました。
しかし調べてみると、本当に見るべきところはそこではありませんでした。
箱バン.comは、
- 全車新車
- 軽貨物の黒ナンバーに対応
- Amazon Flex利用者の実例あり
- メンテナンス付きプランあり
- 任意保険も組み込み可能
- メーカー保証あり
- 契約満了後の買取可能
という、かなり本格的な事業用車両リースでした。
一方で、
原則4年という契約期間。
そして中途解約すると、残リース料金総額と同等額の解約金。
これは軽く考えてはいけません。
だから現時点では、
これから軽貨物を試すならフォース。
軽貨物を長く続けることが決まっているなら箱バン.com。
この違いがかなり見えてきました。
ただし、まだ決着はつけません。
次回はいよいよ、
「フォースvs箱バン.com」
です。
月額。
契約期間。
新車と中古車。
メンテナンス。
任意保険。
故障時の代車。
中途解約。
そして契約終了後に何が残るのか。
軽貨物で実際に稼ぐ人の目線から、2社を正面から比較します。



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