フォースの軽バンリースを総括|月3万6080円を払う価値がある人・ない人

フォースの軽バンリース月36,080円をフルメンテナンスや代車対応、2年後の車両譲渡まで含めて総括する記事のサムネイル 軽貨物・配達

軽貨物を始めるなら、僕は最初から安い中古軽バンを買うより、フォースのフルメンテナンスリースから始める

このシリーズでは、ここまでそう書いてきました。

フォースの軽バンリースは月額36,080円(税込)

安い中古軽バンを探せば、もっと安く車そのものを手に入れる方法はあります。

それでも僕がフォースを評価した最大の理由は、36,080円で「車を借りられる」からではありません。

仕事で使う車の故障リスクや整備費まで含めて、ある程度固定費として管理できるからです。

今回はフォース編の最後として、

「結局、月36,080円を払う価値があるのはどんな人なのか?」

逆に、どんな人には向いていないのか。

ここまで調べてきた内容を、一度きっちり総括します。

フォースは「安い軽バンを借りるサービス」ではない

まず、ここを間違えるとフォースの評価が変わります。

フォースが現在案内している車両は、新車ではありません。

  • 走行距離10万~16万km程度
  • 現行型または一つ前のモデルが中心
  • 車種は基本的に指定できない
  • 年式・走行距離・カラーも基本的に指定できない

これだけを見ると、

「10万km以上走った中古軽バンに月36,080円?」

と思う人もいるでしょう。

僕も車両だけを見れば、そう思います。

しかし、フォースの商品は車両単体ではありません。

月1回のメンテナンス、整備、車検、毎年の自動車税などを含めたフルメンテナンス型です。

さらに、故障・車検・メンテナンスなどで車両を預ける場合には、代車で対応すると公式サイトで案内されています。

つまり、

「中古軽バンを月36,080円で借りる」

というより、

「仕事用軽バン+整備体制+故障時のバックアップを月36,080円で確保する」

と考えた方が、実態に近いと思います。

僕が一番評価するのは「故障しても仕事を止めにくい」こと

僕がフォースを評価する最大の理由は、ここです。

仕事車が故障すると、修理代だけでは済みません。

例えば、これは説明のための仮定ですが、修理代が8万円だったとします。

さらに修理に5日かかり、1日2万円の売上を予定していたなら、

  • 修理代:8万円
  • 5日間の売上機会:10万円
  • 事業への影響:合計18万円相当

となります。

もちろん、実際の修理代や売上は人によって違います。

ここで言いたいのは、

仕事車の故障コスト=修理代だけではない

ということです。

Amazon Flexでも宅配でも企業配送でも、車が動かなければ仕事そのものができません。

僕自身、車を仕事で使ってきたので、この怖さはかなり重く見ています。

フォースは、故障・車検・メンテナンスで車両を預ける場合の代車対応を案内しています。

月額だけを見ればもっと安いサービスはあります。

しかし、「車が止まったときにどうするのか」まで含めて比較しないと、仕事車の比較にはならないと僕は思っています。

月1回のメンテナンスは面倒。でも仕事車なら僕は歓迎する

フォースでは、月1回、30分程度のメンテナンス入庫が契約条件になっています。

これを守らない場合、保証対象外になる可能性があることも公式サイトで案内されています。

人によっては、

「毎月店まで行くの?」

と思うでしょう。

確かに手間です。

ただし、Amazon Flexや宅配で毎日のように走る軽バンなら、僕はむしろ定期的に見てもらった方がいいと思っています。

仕事車は自家用車とは走行距離が違います。

  • エンジンオイル
  • タイヤ
  • ブレーキ
  • 足回り
  • バッテリー
  • 各種消耗品

当然、使えば使うほど消耗します。

それを自分で「そろそろ交換かな?」と管理するより、月1回チェックする仕組みが最初から入っている。

僕ならこれはデメリットより、仕事車の予防整備として評価します。

ただしフォースは誰にでも向いているわけではない

ここまでフォースをかなり評価してきました。

だからこそ、向いていない人もはっきり書いておきます。

新車に乗りたい人

フォースは基本的に中古軽バンです。

仕事だから中古で十分という人には問題ありませんが、最初から新車を希望する人には合いません。

車種・色・年式を選びたい人

これもフォースには向きません。

仕事道具として「走ればいい」と考えられるかどうかです。

4年、5年と軽貨物を続けることが決まっている人

ここは重要です。

これから軽貨物を始める人なら、1年から契約できるフォースには大きな意味があります。

しかし、

「もう軽貨物を4年以上やると決めている」

のであれば、新車の長期リースなども比較対象に入ってきます。

実は、この点が今回フォース編を一度終わらせる理由でもあります。

それでも「初めて軽貨物をやる人」には強い

逆に、フォースがかなり合うのは、これから初めて軽貨物を始める人です。

フォースは中古車を利用することで、1年からの短期リースを可能にしています。

これはかなり重要です。

Amazon Flexを始めてみた。

ところが、思ったほど自分の地域でオファーを取れなかった。

宅配そのものが自分に合わなかった。

生活環境が変わって、軽貨物を続けられなくなった。

そんな可能性は普通にあります。

これから始める人が、

「俺は絶対5年間、軽貨物をやる!」

と最初から決める必要はありません。

まず仕事をやる。

自分に合うか確認する。

実際の売上を確認する。

経費を引いていくら残るのか確認する。

続けられそうなら、その次を考える。

この「試せる期間」を作りやすいのが、フォースの大きな強みです。

一般的な信販会社を使わない自社リースなのも特徴

フォースは一般的なクレジット・ファイナンスを使わない自社リースです。

公式サイトでは、一般的な審査が通りにくい場合についても相談可能としています。

ただし、ここは誤解しない方がいいでしょう。

「誰でも完全無審査で借りられる」という意味ではありません。

契約時には確認・審査があり、必要書類もあります。

場合によっては保証金が必要になるケースも案内されています。

ですから「審査なしの車」と考えるのではなく、一般的なオートリースとは違う契約方式として見た方がいいと思います。

黒ナンバー取得もサポートしている

軽バンで荷物を有償配送するなら、事業用の黒ナンバーが必要になります。

フォースは黒ナンバー取得についてもサポートしています。

さらに、これから貨物事業を始める人については、取引先の紹介にも対応すると案内しています。

もちろん、

「フォースで車を借りれば仕事が保証される」

という意味ではありません。

仕事は自分で作る必要があります。

このシリーズで僕なら主軸候補にするのはAmazon Flexです。

ただ、車を貸して終わりではなく、軽貨物事業そのものを理解している会社というのは、初めて始める人には安心材料になります。

そしてフォースは「2年後」が面白い

フォースを調べていて、僕がかなり面白いと思ったのがここです。

公式Q&Aでは、基本的にリース契約後2年間の利用で一度リースアップすると案内されています。

そして、そのまま同じ車を使う場合には、譲渡にかかわる手数料のみで車両を引き渡すという仕組みがあります。

単純計算すると、

36,080円 × 24か月 = 865,920円

です。

数字だけを見ると、

「中古軽バンに約86万円?」

となります。

しかし、これは約86万円で中古車を買う話ではありません。

2年間にわたって、

  • 車両を使用する
  • 定期的なメンテナンスを受ける
  • 整備を受ける
  • 車検費用が含まれる
  • 自動車税が含まれる
  • 故障時の対応を受ける
  • 入庫時には代車対応がある

こうしたサービスを利用したうえで、その後の車両譲渡という選択肢があるわけです。

36,080円×24回を「車両購入価格」としてだけ比較するのは違うと思います。

一方で、2年後には当然さらに走行距離が増えています。

ここも含めて、「そのまま所有するのか」「別の車へ移るのか」を判断することになります。

フォースにも別途必要な費用はある

ここも忘れてはいけません。

月36,080円だけで軽貨物事業の車両費がすべて終わるわけではありません。

別途考える必要があるのは、例えば次のような費用です。

  • 任意保険
  • ガソリン代
  • 駐車場代
  • 高速道路料金
  • 仕事で使用する通信費など

特に営業用車両の任意保険は、自家用車と同じ条件ではありません。

だから軽貨物を始めるなら、

「車代36,080円」

だけを見るのではなく、

毎月の車両関連費用を全部合わせて事業計画を作る必要があります。

月商20万円なら、僕はフォースを契約しない

ここまで来ると、僕の判断基準はかなり単純です。

車を借りるかどうかより先に、その車でいくら売れるのか。

前回の記事では、月23日稼働を前提に、

  • 日商20,000円 × 23日 = 月商460,000円
  • 日商22,000円 × 23日 = 月商506,000円
  • 日商25,000円 × 23日 = 月商575,000円

というモデルを作りました。

月商50万円なら、フォース36,080円は売上の約7.2%です。

ところが月商20万円なら約18%。

同じ36,080円でも、売上によって重さが全然違います。

だから僕なら、

「軽貨物を始めたいから、とりあえず軽バンを契約する」

とはしません。

Amazon Flexなのか。

宅配なのか。

企業配送なのか。

スポット配送なのか。

まず仕事を調べる。

売上目標を作る。

そのあとで車を用意する。

車を所有することが目的ではありません。

車を使って稼ぎ、最後にいくら手元へ残すかが目的です。

結局、フォースを選ぶ価値があるのはこんな人

ここまでを整理すると、僕なら次のような人にはフォースを有力候補として考えます。

  • 初めて軽貨物を始める人
  • まず1~2年試してみたい人
  • 中古軽バンを自分で見極める自信がない人
  • 突然の高額修理をできるだけ避けたい人
  • 故障によって仕事が止まることを重く見る人
  • メンテナンス管理をある程度任せたい人
  • 黒ナンバー取得についても相談したい人
  • 2年間やってから車両をどうするか判断したい人

この条件なら、フォースは今でもかなり強いと思います。

ただし僕も「フォース一択」とは言えなくなった

このシリーズを始めた時点では、

「僕ならフォースで始める」

とかなり強く考えていました。

安い中古軽バンを買う。

突然故障する。

修理代が飛ぶ。

その間、仕事までできなくなる。

それなら月36,080円を払ってでも、最初はフルメンテナンスで始めた方がいい。

この考え自体は今も変わっていません。

ところが。

このシリーズを書くために軽バンリースをさらに調べていたら、かなり気になるサービスを見つけてしまいました。

新車。

メンテナンス付き。

そして今回確認したプランで表示された月額は、

32,100円(税込)。

車両は日産クリッパーバンDX。

しかも今回確認した見積もりでは、4WD・CVTです。

「ちょっと待て」と(笑)。

フォースは中古軽バンで月36,080円。

こちらは新車で月32,100円。

表面上の月額だけなら、こちらの方が3,980円安い。

4年間なら、単純な月額差は、

3,980円 × 48回 = 191,040円。

しかも新車です。

これだけを見ると、とんでもなく強く見えます。

ただし。

仕事車を月額だけで選んではいけません。

新車月32,100円には、まだ確認しなければならないことがある

今回見つけたのは、ビジネス用箱バン専門の「箱バン.com」です。

かなり魅力的に見えます。

しかしフォースと条件が同じではありません。

僕が特に確認したいのは、次の部分です。

  • Amazon Flexなど黒ナンバー営業で使った場合の走行距離条件
  • 契約期間中の走行距離制限と超過料金
  • 故障・車検・整備時の代車条件
  • 黒ナンバーで仕事に使える代車が用意されるのか
  • 4年契約を途中で終了した場合の中途解約条件
  • 任意保険を組み込んだ場合の総額
  • タイヤ交換などオプションを追加した場合の総額
  • 4年後に車両を買い取る場合の残価

ここを確認せず、

「新車32,100円だからフォースより得!」

と結論を出すのは早すぎます。

特にAmazon Flexを本業レベルでやれば、年間走行距離は大きくなります。

普通の自家用車向けリースと同じ感覚では比較できません。

そしてフォースには、1年から始められることと、故障時などの代車対応という大きな武器があります。

だから次回は、箱バン.comを単独で徹底的に調べます。

結論|フォースは「軽貨物を試す最初の一台」として今でも強い

フォースの月36,080円は、単純な中古軽バンのレンタル料金として見ると、決して激安ではありません。

しかし、

  • 1年から始められる
  • フルメンテナンス
  • 車検・整備・自動車税を含む
  • 月1回のメンテナンス
  • 故障・車検・メンテナンス時の代車対応
  • 黒ナンバー取得をサポート
  • 基本2年利用後に車両譲渡という選択肢がある

ここまで含めて考えると、初めて軽貨物を始める人には依然として魅力があります。

特に僕が重視するのは、

「故障したときにも仕事を止めにくい仕組み」

です。

一方、軽貨物を4年、5年と続けることが最初から決まっている人なら、新車の長期リースも比較対象になります。

そして実際に、その有力候補を見つけました。

新車クリッパーバンDX。

メンテナンス付き。

月額32,100円。

次回は、箱バン.comです。

フォース一択だと思っていたところへ現れた新車リースは、本当に軽貨物の仕事車として得なのか。

走行距離、代車、中途解約、保険、メンテナンス、契約満了後まで確認して比較します。

軽貨物の車選び。

まだ終わりません。

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