「車が使えたら、何か便利な場面があるだろ」って。
温泉に行く。買い物に行く。雨の日に使う。家族の用事に使う。そういう使い方があるだろうと。
ところが、いざ考えてみると、月に1回乗る理由が出てこない。
出てこないんだよ、これが。
近場の温泉? バスでいい。
片道数百円。スマホでピッ。少し歩いて、バスに乗って、また少し歩く。終わり。
それで済むなら、わざわざ車を借りて、安心補償を付けて、返却時間を気にして、風呂上がりに運転する意味がどこにあるんだよ。
便利そうなものと、実際に使うものは違う。
ここを間違えると、固定費は静かに財布を削ってくる。
それで考えた。
使う理由を探す車より、毎日使う足に金を回した方がいいんじゃないか。
そこで出てきたのが、電動アシスト自転車だ。
車を借りる理由は探した。でも電動アシスト自転車は理由が先にあった
タイムズカーは、便利そうだった。
でも自分の生活に当てはめると、「何に使う?」から始まる。
月1回乗る理由を探している時点で、もう怪しい。
一方で、電動アシスト自転車は違った。
理由が先にある。
- 家族の通勤
- 買い物
- 近所の用事
- 自宅から職場方面への移動
- 坂道の多い生活圏での移動
- 重い荷物を運ぶ日
- 子どもが自転車移動に慣れるための練習
- 家族が使う可能性
- 筆者が原付を出すほどでもない時に使う生活用の足
もうこの時点で、タイムズカーとは違う。
タイムズカーは、月1回の理由を探していた。
電動アシスト自転車は、毎日使う理由がすでにある。
これがデカい。
「欲しいから買う」じゃない。
家の行動範囲が広がるから検討する。
ここを間違えると、ただの贅沢品になる。
でも、通勤と買い物に刺さるなら話は違う。
▼ 電動アシスト自転車を生活用に使う前に見ておきたいもの
- 自転車用ヘルメット
- レインウェア
- 自転車カバー
- ワイヤーロック・二重ロック用品
- 買い物用カゴ・荷物固定グッズ
- 夜間用ライト・反射材
月5,000円は高いのか?いや、毎日使うなら見方が変わる
電動アシスト自転車のサブスクやレンタルを見ると、月3,000円台、4,000円台、5,000円台、6,000円台と色々出てくる。
最初は思う。
「自転車に毎月5,000円?」
高く見える。
でも、それは月1回しか使わないものとして見ているからだ。
毎日使うなら、数字は変わる。
| 月額 | 月30回使う場合 | 月40回使う場合 | 月60回使う場合 |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 約167円/回 | 125円/回 | 約83円/回 |
| 6,800円 | 約227円/回 | 170円/回 | 約113円/回 |
通勤で往復使う。
買い物でも使う。
近所の用事でも使う。
そうなると、月30回、40回、60回は普通にあり得る。
これならバス片道数百円と比べても、そこまで変な数字ではない。
もちろん雨の日は乗らない日もある。体調が悪い日もある。バスや電車を使った方がいい日もある。
それでも、家に電動アシスト自転車が1台あるだけで、行動範囲はかなり広がる。
これは「自転車代」ではなく、生活の機動力代だ。
問題は所有かレンタルかじゃない。事故・盗難・修理で詰むかどうかだ
ここが本題だ。
電動アシスト自転車をどう持つか。
選択肢は大きく3つある。
| 選択肢 | 内容 | 怖いところ |
|---|---|---|
| 補償付きレンタル | 月5,000円前後で借りる。盗難・修理オプションを付ける | 自分のものにはならない |
| もらえるプラン | 月6,000〜7,000円台で一定期間払うと自分のものになるタイプ | 修理・消耗品・盗難時の自己負担が残りやすい |
| 中古購入 | 数万円台などで買う | バッテリー・タイヤ・ブレーキ・チェーンが怖い |
最初は「自分のものになる方が得だろ」と思う。
分かる。
筆者もそう思った。
一定期間払って自分のものになるなら気持ちいい。家に資産として残る。支払いが終われば月額も消える。
でも、そこに落とし穴がある。
自分のものになるということは、壊れた時も自分のものだということだ。
タイヤが減る。
ブレーキが減る。
チェーンが伸びる。
パンクする。
バッテリーが弱る。
盗まれるかもしれない。
自分のものになるというのは、気持ちいい言葉だ。
でも、現実には「修理代も自分持ち」という意味でもある。
ここを見ないと危ない。
▼ 盗難・事故・修理リスクを減らすために見ておきたいもの
- 頑丈な自転車ロック
- バッテリー盗難対策グッズ
- 自転車用ライト
- 反射ベスト・反射バンド
- 携帯空気入れ
- パンク修理キット
- 自転車保険・個人賠償保険の比較導線
もらい事故を食らった人間は、補償の意味を軽く見ない
事故というのは、自分の予定を聞いてから来ない。
「今月は金がないから来月にしてくれ」なんて言えない。
盗難も同じだ。
パンクも同じだ。
バッテリー不調も同じだ。
こっちの資金繰りなんか知らない。
だから、電動アシスト自転車を見る時に、単純な月額だけでは見ない。
何か起きた時、どこまで自腹を避けられるか。
ここを見る。
補償付きレンタルは、自分のものにはならない。
でも、盗難や修理の不安を逃がせるなら、その価値はある。
毎日使うものほど、突発出費が怖い。
だったら、所有権より補償を買うという考え方もある。
修理代は地味に痛い。パンクだけ見てると甘い
自転車の修理代なんて大したことない。
そう思う人もいるかもしれない。
でも、電動アシスト自転車は普通の自転車より重い。
毎日使えば、消耗する。
パンクだけならまだ軽い。
怖いのは、後輪、タイヤ、ブレーキ、チェーン、バッテリーだ。
| 修理・交換内容 | 見ておきたい費用感 | 注意点 |
|---|---|---|
| パンク修理 | 1,000〜2,000円台 | 回数が増えると地味に痛い |
| 後輪タイヤ・チューブ交換 | 工賃だけで数千円+部品代 | 電動アシストは後輪側が重くなりやすい |
| ブレーキ系 | 数千円になることがある | 坂道・荷物・毎日利用で消耗しやすい |
| チェーン系 | 数千円+部品代 | 伸びや異音を放置すると他も傷む |
| バッテリー | 数万円級 | ここが一番怖い |
パンク修理だけなら、まだ家計への傷は浅い。
だが、タイヤ・チューブ交換、ブレーキ、チェーン、バッテリーが絡むと話は変わる。
工賃に加えて部品代が乗る。
店によって料金も変わる。
電動アシスト自転車は便利だが、便利な分だけ車体も部品も重い。
だから、中古を安く買えば勝ち、とは言い切れない。
中古で数万円。
一見安い。
でも、半年後にタイヤ、ブレーキ、チェーン、バッテリー不安が来たらどうする。
個人売買は論外。
買うとしても、整備済み中古を扱う会社から買う。
それでも中古は中古だ。
安い本体価格の裏側に、あとから修理代が隠れていることがある。
デリバリーに使うなら、一般コースでごまかすな
ここは、配達員目線でかなり大事だ。
安い一般向けの電動アシスト自転車サブスクを、デリバリーに持っていく。
この発想は分かる。
分かるが、危ない。
なぜなら、通勤・買い物とデリバリーでは消耗が違うからだ。
- 走行距離が違う
- 停車回数が違う
- ブレーキの減りが違う
- 雨天走行が増える
- 荷物を積む
- バッテリー消費が激しい
- パンク・チェーン・タイヤの負担が増える
会社側だってバカじゃない。
生活用と業務用の消耗が違うから、デリバリー用のコースを別に作る。
一般コースは生活用だから安い。
デリバリーは業務用だから高い。
腹は立つが、理屈は分かる。
怖いのは、普段バレるかどうかではない。
壊れた時、盗まれた時、事故った時、返す時だ。
その時に「規約違反です」と言われたら、安く済ませたつもりが終わる。
だから、デリバリーで使うなら、最初からデリバリー利用可の契約を見るべきだ。
生活用は生活用。
仕事用は仕事用。
ここを混ぜると、あとで面倒になる。
家の足として考えるなら、いまの本命は補償付きレンタル
今回の前提はこうだ。
- 一番使うのは家族の通勤担当者
- 用途は通勤と買い物
- 自宅から職場方面への移動も見る
- 坂道のある生活圏で使う
- 既存の普通自転車も1台ある
- 子どもが将来自転車移動に慣れる練習にも使える
- 筆者も生活用には使うかもしれない
- デリバリー稼働には一般契約では使わない
この条件なら、電動アシスト自転車はかなりアリだ。
ただし、今すぐ契約ではない。
固定費の重い支払いが終わり、家計の枠を組み替えられるタイミングで考える話だ。
今は固定費を増やす段階ではない。
削るものを削って、生活導線に本当に刺さるものへ固定費を入れ替える。
その候補として、電動アシスト自転車がかなり強い。
現時点の判断はこうだ。
| 選択肢 | 判断 |
|---|---|
| タイムズカー | 月1回乗る理由がないなら解約寄り |
| 中古購入 | 安いが、バッテリー・修理・消耗が怖い |
| もらえるプラン | 所有できるが、自己修理リスクが残る |
| 補償付きレンタル | 所有できないが、盗難・修理・突発出費を逃がしやすい |
欲しいのは、所有権ではない。
欲しいのは、家族が毎日使える足だ。
事故・盗難・修理で詰まない足だ。
なら、補償付きレンタルが本命になる。
契約前に絶対問い合わせること
ただし、契約前には絶対に問い合わせる。
ここを曖昧にしたらダメだ。
- 通勤・買い物・家族利用は問題ないか
- 家族が使う場合の扱い
- 月間走行距離の上限はあるか
- 盗難補償の対象範囲
- バッテリーだけ盗まれた場合の扱い
- 無施錠・鍵紛失時の扱い
- パンク修理は補償対象か
- タイヤ・ブレーキ・チェーン交換は補償対象か
- 出張修理の対応エリア
- 修理回数の上限
- 途中解約時の残債・違約金
- デリバリー利用の可否
- 契約中の車種変更・乗り換え条件
ここを文章で残しておく。
電話だけで終わらせない。
問い合わせフォームやメールで確認しておく。
あとで揉めた時、言った言わないになるのが一番面倒だ。
▼ 電動アシスト自転車を契約・購入する前に準備したいもの
- 家計管理ノート
- 比較メモ用ノート
- スマホホルダー
- 自転車用レインウェア
- ヘルメット
- 盗難対策ロック
- 自転車カバー
- 空気入れ・簡易工具
結論:車を借りる理由を探すくらいなら、毎日使う足に払う
タイムズカーは便利だ。
必要な人には必要だ。
でも、今の生活では、月1回乗る理由を探していた。
それはもう、怪しい固定費だ。
一方で、電動アシスト自転車は違う。
使う理由がある。
家族の通勤。
買い物。
家族の移動。
坂道。
子どもの自転車練習。
筆者の生活用の足。
これだけあるなら、電動アシスト自転車はただの自転車じゃない。
家の行動範囲を広げる装備だ。
だから、固定費の重い支払いが終わってから考える。
今は削るものを削る。
その後、月5,000円前後で補償付きレンタルを入れるかどうかを見る。
所有より補償。
気持ちよさより、突発出費を避ける。
今のところ、そう考えている。
編集後記:結局、金は“見栄”じゃなく“使う場所”に入れろって話だ
車って、何となく便利そうなんだよ。
持ってる感もあるし、借りられる権利も安心感がある。
でも、乗らないなら意味がない。
月1回乗る理由を探している時点で、もう生活に刺さっていない。
逆に、電動アシスト自転車は地味だ。
派手さはない。
でも、毎日使うかもしれない。
通勤、買い物、坂道、家族の移動。
そういう泥臭いところに効く。
生活って、結局そこだろ。
格好いいかどうかじゃない。
毎日ラクになるか。
事故・盗難・修理で詰まないか。
金を払うなら、そこに払う。
使わない車の権利より、電動アシスト自転車。
まだ決定ではない。
でも方向は見えてきた。
使わない便利より、毎日使う足。
これだな。



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